カジノのシステムベットの中でも、最も簡単な賭け方で有名なのがマーチンゲール法です。
基本ベット額を決めて、負けたらベット額を倍にするだけのルールで1度でも勝てば全ての負債を取り戻すだけでなく、基本ベット額が利益となる賭け方になります。
今回の記事では
- マーチンゲール法の賭け方と計算式と連敗確率
- メリットとデメリットは
- マーチンゲールに有効なカジノのゲームは
- マーチンゲールで勝ち続けることは可能か
について、それぞれ解説していきます。
目次
マーチンゲール法の賭け方と計算式
では実際にどうやってマーチンゲール法をするのか?連敗したときの計算式はどうなっているのか?
まずはマーチンゲールの賭け方ですが、ルーレットにて説明していきます。
ベットする場所は
- 赤or黒
- 奇数or偶数
- ビックorスモール
上記3つのいづれか1つに賭けてください。今回は黒に基本ベット額1ドルから賭けてやってみます。

黒に1ドルを賭けます。

当たりました!
当たった場合は基本ベットで再度プレイします(1ドルベット)

次のゲームでは赤が出てハズレです。
ハズレた場合はベット額を倍にします。つまり2ドルですね。

基本ベット額は今回1ドルですが、基本ベット額を2ドルでも3ドルでも自由に決めてOKです。

はい、また赤が出て負けました。
2ドルベットだったので次は倍の4ドルベットです。

連敗が続くと、賭け金は倍々に膨れ上がります。

はい、4ドルベットで当たりました!
8ドルが戻ってきましたね!

1回でも当たったら、次はまた基本ベット額に戻すルールなので、1ドルベットで再開って流れです。
難しい計算式が不要で、負けたら倍にして勝ったら戻すだけの簡単なシステムベットですね。
連敗してても1回当たれば負債を全額取り戻して、基本ベット額が利益となります(今回は1ドル)
連敗時の計算式と連敗確率
例えば1ドルベットでスタートしたとき、連敗が続いた場合はどのようにベット額が膨らんでいくのか?
また、連敗が続く確率をルーレットの赤黒ベット(勝率約48.6%)で算出してみました。
※多少の誤差があります。
- 1負け(1ドルベット):合計1ドル負け次回2ドルベット、負ける確率約51.4%
- 2連敗(2ドルベット):合計3ドル負け次回4ドルベット、負ける確率約26.5%
- 3連敗(4ドルベット):合計7ドル負け次回8ドルベット、負ける確率約13.6%
- 4連敗(8ドルベット):合計15ドル負け次回16ドルベット、負ける確率約7.03%
- 5連敗(16ドルベット):合計31ドル負け次回32ドルベット、負ける確率約3.62%
- 6連敗(32ドルベット):合計63ドル負け次回64ドルベット、負ける確率約1.86%
- 7連敗(64ドルベット):合計127ドル負け次回128ドルベット、負ける確率約0.96%
- 8連敗(128ドルベット):合計255ドル負け次回256ドルベット、負ける確率約0.49%
- 9連敗(256ドルベット):合計511ドル負け次回512ドルベット、負ける確率約0.25%
- 10連敗(512ドルベット):合計1,023ドル負け次回1,024ドルベット、負ける確率約0.13%
上記のようになっており、もし10連敗をすると合計の負債は1,023ドルまで膨れ上がり、次のベット額は1,024ドルが必要となります。
そしてどこで勝っても1ドルの利益(基本ベット額)しか出ないのがマーチンゲールなのです。
10連敗する確率は約0.13%なので、1,000回やったら1回訪れる計算となります。
マーチンゲールのメリットとデメリット
ではマーチンゲール法を利用するメリットとデメリットは何があるのか?
それぞれを詳しく見ていきましょう!
メリット
メリットは何と言っても勝率が高いということです。
ルーレットを例にしても勝率が約50%近くあるので、5連敗6連敗をする可能性は低いですね。
ですから、大きな連敗が来ない限りはコツコツと資金が増えていくわけです。
デメリット
デメリットは連敗したときにベット額が倍々で増えるため、資金がショートしてしまう可能性があります。
例えば資金100ドルで基本ベット額1ドルでスタートした場合。
もし6連敗したときの負債は63ドルになり次のベット額は64ドルですが、100ドルしかなかったため資金ショートとなり終了となってしまうわけです。
つまり、1度でも大きな連敗に遭遇すると全ての資金を吹き飛ばす危険性があります。
実際にやってみると分かるのですが、連敗が続いたときの精神的負荷がヤバいです(笑)
また、どれだけ連勝しても基本ベット額しか増えていかないので、仮に10連勝した場合でも10ドルしか増えません。
マーチンゲールに有効なゲーム
ではマーチンゲールをするにあたり、どのゲームを選ぶのがいいのか?
基本的には
- ルーレット
- バカラ
上記2つですが、バカラの場合は必ずプレイヤーに賭ける必要があります。
バンカーだと勝っても手数料5%が差し引かれるため、連敗中に当たっても負債が取り戻せない可能性が出てくるからです。
ルーレットは赤黒、奇数偶数、大小のいづれでも大丈夫ですが、ダズンやカラム(勝率約32%)のベットは向いてません。
ブラックジャックだとダブルダウンやスプリット(ゲームの途中でベット額が増える)をする場面が出てくるので、計算ができなくなるためやめたほうがよいですね。
マーチンゲール法は勝てないのか
では実際にマーチンゲール法を使えばカジノで勝ち続けれるのか?
理論上はいつかは当たるので勝ち続けることは可能ですが、アラブの石油王みたいに何億も持ってる人が基本ベット1ドルでスタートすれば大丈夫・・ってレベルです(笑)
そもそも負けたらベット額を上げるって賭け方は、カジノにおいて破滅を呼び込む賭け方なのです。
「10連敗なんてするわけないだろ」って思うかもしれませんが、1,000回に1回は訪れる計算なのでやり続けるといつかは遭遇する可能性大なんですね。
また、カジノのテーブルはどのゲームでも必ずテーブルリミットが設定されてます(ベット額の上限)
ですから無限にお金を持っていたとしても、連敗してベット額が倍々に増えていきテーブルリミットまで達してしまうと、次のベットを倍にすることができなくなり、マーチンゲール法としては破綻してしまうのです。
勝率は高い賭け方であることは間違いないので、短期的にマーチンゲールで勝負してみるのはアリだと思いますが、永遠に勝ち続けられるとは思わないほうがいいですね。